水性防食塗料とは?|金属をサビから守るための最新技術を分かりやすく解説
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- 1.1. 1.水性防食塗料とは?
- 1.2. 2.なぜ金属はサビるのか?
- 1.3. 3.水性防食塗料の防錆メカニズム
- 1.4. 4.水性防食塗料のメリット
- 1.5. 5.デメリット・注意点
- 1.6. 6.水性防食塗料はどんな場所に使われる?
- 1.7. 7.水性防食塗料と溶剤防食塗料の違い
- 1.8. 8.トラストホームが行う防錆塗装の流れ
- 1.9. 9.トラストホームが水性防食塗料をおすすめする理由
- 1.10. 10.よくある質問(FAQ)
- 1.10.0.1. Q1. 水性防食塗料とは何ですか?
- 1.10.0.2. Q2. 水性塗料は溶剤(シンナー)タイプに比べて耐久性は弱くないですか?
- 1.10.0.3. Q3. どのような場所に使われますか?
- 1.10.0.4. Q4. サビがすでに発生していても塗れますか?
- 1.10.0.5. Q5. 水性塗料は雨に弱いイメージがあります。実際どうですか?
- 1.10.0.6. Q6. においはどれくらいありますか?
- 1.10.0.7. Q7. 施工期間はどれくらいかかりますか?
- 1.10.0.8. Q8. 冬や梅雨の時期でも施工できますか?
- 1.10.0.9. Q9. 持ちはどれくらいですか?
- 1.10.0.10. Q10. どの塗料を使うかは選べますか?
- 1.11. 11.トラストホームの無料診断について
- 1.12. 12.まとめ
金属部分のサビ・腐食は、住まいの美観を損なうだけでなく、放置すると強度低下や劣化を引き起こし、建物そのものの寿命に大きく影響します。特に雨・湿気・紫外線の多い地域では金属劣化が進行しやすく、「どんな塗料で保護すればよいのか?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そんな金属劣化を長期間守るために開発されたのが、水性防食塗料です。
この記事では、トラストホームの専門視点から、
・水性防食塗料とは何か
・どんな効果があるのか
・どんな場所に向いているのか
・従来の溶剤型との違い
・メリット・デメリット
・当社の施工ポイント
を、初めて塗装を検討される方にも分かりやすいようにご紹介します。
1.水性防食塗料とは?
水性防食塗料とは、金属の腐食(サビ)を防ぐために開発された塗料の一種で、水を主成分とする環境にやさしい防錆塗料です。 従来は溶剤(シンナー)を使用した防錆塗料が一般的でしたが、近年では環境配慮と安全性の高さから水性タイプが急速に広がっています。
水性防食塗料には、金属表面を空気・雨水・湿気などから守るための
「防錆顔料」や「防食樹脂」が配合されており、塗るだけでサビの発生や進行を抑えてくれます。
こんな特徴があります
・臭いが少なく、屋外だけでなく屋内作業にも使いやすい
・VOC(揮発性有機化合物)が低く、環境に配慮
・乾燥が早く、作業効率が良い
・現場作業の安全性が高い
2.なぜ金属はサビるのか?
水性防食塗料の必要性を理解するためには、まず金属がサビる仕組みを知ることが大切です。
金属は、酸素・水分・塩分に触れることで酸化し、サビが発生します。
特に以下のような環境ではサビが進行しやすくなります。
サビが進行しやすい環境
・海に近く、塩害のある地域
・雨が多く湿度の高い地域
・日陰で湿気がこもりやすい場所
・常に水がかかる部位
・塗膜が劣化して保護力が低下した状態
サビは放置すると進行し、やがて金属内部まで侵食し、穴あき・破損・耐久性低下につながります。
だからこそ、塗装による防錆処理が非常に重要なのです。
3.水性防食塗料の防錆メカニズム
水性防食塗料は「金属に膜を作る」だけではありません。サビを防ぐために複数のメカニズムが働いています。
① バリア効果
塗膜が金属表面を覆い、酸素・水・塩分の接触を防ぎます。
② 防錆顔料の化学反応
特定の防錆顔料が金属表面と反応し、サビの発生を抑える保護皮膜を生成します。
③ サビ進行を抑える効果
微細なサビがある場合、塗膜が酸素供給を遮断し、進行を抑制します。
これらの作用により、金属の寿命を大幅に延ばすことができます。
4.水性防食塗料のメリット
①臭いが少なく快適
溶剤(シンナー)を使わないため刺激臭がほとんどありません。
住宅地・学校・工場・マンションなど、生活空間での塗装にも適しています。
②環境に優しい
水性のため、VOC(揮発性有機化合物)を大幅にカット。
周囲の環境や作業員の安全性に優れています。
③施工性が良い
乾燥が早く、作業効率UP。
広い面積でもスムーズな施工が可能です。
④耐久性・防錆性が高い
従来の水性塗料は「弱い」というイメージがありましたが、最新の水性防食塗料は溶剤タイプと同等の耐久性を持つ製品も増えています。
⑤屋内外どちらにも使用可能
鉄骨、フェンス、階段、手すりなど幅広い金属部分に使用できます。
5.デメリット・注意点
水性防食塗料には多くのメリットがありますが、使用時には注意点もあります。
①溶剤系より密着性が弱い場合がある
下地処理が不十分だと密着不良を起こすことがあります。
→ ケレン作業(サビ落とし)が非常に重要
②低温・高湿度では施工不可
一般的に
・気温5℃以下
・湿度85%以上
では乾燥不良が起こるため避ける必要があります。
③強いサビには専用下塗りが必要
進行しているサビには、サビ転換剤・防錆プライマーを併用するのがおすすめです。
6.水性防食塗料はどんな場所に使われる?
トラストホームでも特にご相談が多いのが以下の部位です。
● ベランダ手すり
雨・紫外線の影響を受けやすい金属部分。
● 鉄骨階段・外階段
経年劣化によりサビが進行しやすい代表的な部位。
● 物置・門扉・フェンス
外構金属は劣化しやすく、保護塗装が重要。
● カーポートや倉庫の鉄骨
太陽と雨の影響を常に受けるため防錆処理が必須。
● 屋根の板金(棟板金・貫板金)
屋根は最も過酷な環境。防錆塗装は専門性が必要。
住宅だけでなく、工場・倉庫・マンションなどの大型建物でも広く使用されます。
7.水性防食塗料と溶剤防食塗料の違い
| 項目 | 水性防食塗料 | 溶剤防食塗料 |
| 主成分 | 水 | シンナー |
| 臭い | 少ない | 強い |
| 作業性 | 乾燥早い・扱いやすい | 気温湿度に強い |
| 環境負荷 | 低い | 高い |
| 防錆性能 | 高い(最新製品は同等) | 高い |
| 価格 | やや安い傾向 | 製品による |
| 安全性 | 高い | 換気が必要 |
8.トラストホームが行う防錆塗装の流れ
水性防食塗料は性能が高いとはいえ、施工品質によって耐久性は大きく変わります。
トラストホームでは、以下のような工程で施工を行います。
① 無料現地調査
サビの進行状況・下地状態を細かく確認。
② ケレン作業(サビ落とし)
サビを除去し、塗料が密着しやすい状態に整えます。
塗装品質の土台となる非常に重要な工程です。
③ 下塗り(防錆プライマー)
強いサビがある場合は専用プライマーを使用します。
④ 水性防食塗料で中塗り・上塗り
メーカー仕様に沿った最適な塗料で丁寧に塗装。
⑤ 最終確認・仕上げ
塗膜の均一性、塗り残し、仕上がりを徹底チェック。
適切な工程をふむことで、水性防食塗料の性能を最大限に発揮できます。
9.トラストホームが水性防食塗料をおすすめする理由
① 生活空間での塗装に最適だから
住宅密集地・マンション・学校など、臭いを抑えたい現場で大きなメリットがあります。
② 最新の水性塗料は溶剤並みに強い
日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研など、大手メーカーが高性能な水性防食塗料を開発。
安心しておすすめできる品質です。
③ お客様の健康と環境に優しい
小さな子ども・高齢者・ペットがいるご家庭からも好評です。
④ 長期的に見てコストを抑えられる
サビを早期に止めることで、交換や大規模修繕のリスクを減らせます。
10.よくある質問(FAQ)
Q1. 水性防食塗料とは何ですか?
A. 水を主成分にした、金属のサビ・腐食を防ぐための塗料です。従来のシンナーを使う塗料よりも臭いが少なく、安全性と環境配慮に優れているのが特徴です。
Q2. 水性塗料は溶剤(シンナー)タイプに比べて耐久性は弱くないですか?
A. 以前の水性塗料は弱いイメージがありましたが、現在の水性防食塗料は技術が進歩し、溶剤並みの耐久性と防錆力を持つ製品が増えています。住宅の金属部には十分な性能があります。
Q3. どのような場所に使われますか?
A. 主に金属部分であれば幅広く使用できます。
例:鉄骨階段、手すり、ベランダ、門扉、雨戸、カーポート鉄骨、物置、フェンス、屋根の板金など。
サビが出やすい屋外金属に特に効果的です。
Q4. サビがすでに発生していても塗れますか?
A. 軽度のサビであれば塗装可能です。ただし、ケレン作業(サビ落とし)が必須で、進行したサビには防錆プライマーやサビ転換剤を併用します。重度の場合は補修や交換をご提案することもあります。
Q5. 水性塗料は雨に弱いイメージがあります。実際どうですか?
A. 乾燥前は雨に弱いですが、一度乾燥すれば雨・湿気・紫外線に強い塗膜が形成されます。屋外でも安心して使用できます。
Q6. においはどれくらいありますか?
A. シンナーを使う溶剤系に比べてほとんどにおいがありません。
住宅地やマンション、学校、工場などに最適な塗料です。
Q7. 施工期間はどれくらいかかりますか?
A. 部位や面積によりますが、一般的な金属部の塗装であれば
半日〜2日程度が目安です。
乾燥が早いため、作業効率も良く、生活への負担も少ないのが特徴です。
Q8. 冬や梅雨の時期でも施工できますか?
A. できますが、気温5℃以下・湿度85%以上だと乾きにくく、塗装が適さないことがあります。天候や環境を確認しながら最適な時期をご提案します。
Q9. 持ちはどれくらいですか?
A. 下地処理や環境にもよりますが、水性防食塗料の耐用年数は
約5〜10年が目安です。溶剤同等の耐久力を発揮する製品も増えています。
Q10. どの塗料を使うかは選べますか?
A. はい、可能です。
日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研など信頼性の高いメーカーから、部位・予算・環境に適したベストな塗料をご提案します。ご希望があれば比較説明も行います。
11.トラストホームの無料診断について
金属のサビは目で見える部分だけでなく、内部で進行しているケースも多くあります。
当社では、専門スタッフが金属部の状態を無料で診断し、必要に応じて最適な塗料・施工方法をご提案しています。
「サビているけど補修で済む?」
「塗り替えと交換どっちが良い?」
などのご相談もお気軽にお任せください。
12.まとめ
水性防食塗料は、環境にやさしく、安全性が高く、効果的に金属を保護できる優れた塗料です。
サビを放置すると工事が大掛かりになり、修繕費用も高額になってしまいます。
「少しサビてきたかな?」と思った時点で、早めの対策を行うことが金属を長持ちさせる一番のポイントです。
後悔のないリフォームを実現するためには、以下のポイントを押さえて業者を選ぶことが重要です。
- 中間マージンのかからない、職人直営の自社施工会社を選ぶ。
- 地域に根ざし、その土地の気候や特性を熟知している会社を選ぶ。
- 建物の状態を正確に診断し、最適なプランを提案できる専門知識を持った会社を選ぶ。
福岡で外装リフォームをご検討の際は、ぜひ私たちトラストホームにご相談ください。
トラストホームは、福岡の建物を知り尽くしたプロによる「自社施工」にこだわり、中間マージンを徹底的にカットした適正価格で高品質な工事をお届けします。
お客様の大切な住まいを末永く守るため、最長10年の品質保証と万全のアフターフォロー体制で、安心のリフォームを実現いたします。