身体に安心な外壁・屋根塗装とは?|小さなお子様・高齢のご家族・ペットにも優しい安全な塗り替えガイド
外壁・屋根塗装を検討されるお客様から、近年もっとも多く寄せられる質問のひとつが、「塗装って身体に悪くありませんか?」という健康面への不安です。特に、小さなお子様、高齢者、ペット、化学物質に敏感な方がいるご家庭では、塗料の臭い・成分・施工中の空気環境を気にされるのは当然のことです。
しかし近年の住宅用塗料は、技術の進歩により身体への安全性が劇的に向上しています。この文章では、“身体に安心な塗装とは何か” を分かりやすく解説します。
◆ 第1章|身体に安心な塗装が求められる理由
住宅塗装は、単なる外観の修復ではありません。外壁と屋根の表面は常に紫外線・雨・湿気・汚れに晒されており、
建物を守る役割も同時に担っています。しかし、お客様が不安に感じるのは主に健康面。
特に以下の声が多く聞かれます
- 「子どもがいるから臭いが心配」
- 「ペットがストレスを感じないか心配」
- 「シンナーの匂いが苦手」
- 「化学物質に敏感なので慎重に選びたい」
こうした不安に応えるために、現在は身体に配慮された塗料が多数開発されています。
◆ 第2章|身体に負担をかける要因とは?
お客様の不安を解消するには、まず“身体に影響が出る理由”を明確にする必要があります。ここでは代表的な4つに絞って説明します。
① VOC(揮発性有機化合物)
塗料が乾燥する際に空気中に飛ぶ有機物質。量が多いと、
- 頭痛
- 咳
- めまい
- のどの刺激
を引き起こす可能性があります。近年はVOC量を大幅に抑えた塗料が主流になっています。
② ホルムアルデヒド
シックハウス問題の主な原因物質として知られ、建材には“F☆☆☆☆(最高ランク)”の安全基準があります。外壁塗料も同様に、放散量の少ない製品を選ぶことが重要です。
③ 溶剤臭
シンナーを使用する塗料は、特有の強い臭いが発生することがあります。外壁・屋根では使用する塗料の種類が違うため、臭いが発生しやすい工程は事前に知っておくことで対策できます。
④ 換気ルートからの臭い侵入
外壁塗装は屋外の作業ですが、窓周りの隙間・換気口を通って室内に臭いが入ってくることもあります。対策を知っておくことで不安を最小限にできます。
◆ 第3章|外壁に「水性塗料」が選ばれる理由
外壁塗装が身体に安心かどうかは、“塗料の種類”で大きく変わります。現在主流となっているのは 水性塗料 です。
◎ 水性塗料の特徴(ポイントのみ)
- 希釈に水を使用(シンナー不使用)
- 臭気が極めて弱い
- VOCが少ない
- 焼却しても有害ガスが出にくい
- 屋外でも室内へ臭いが侵入しにくい
◎ 水性塗料の安全性が高い理由
水を媒介として塗膜が形成されるため、乾燥中の揮発物質が極端に少なくなります。その結果、
- 施工スタッフ
- 住んでいる家族
- ペット
- 近隣住民
すべてに優しい塗装環境が作れます。
◎ 水性塗料は耐久性が低いという誤解
昔の水性塗料は確かに性能が低かったですが、現在はフッ素・無機塗料まで水性で提供される時代。外壁については、水性=安全かつ高性能の標準塗料 です。
◆ 第4章|屋根は「弱溶剤塗料」が安全面でベストな理由
屋根だけ「弱溶剤塗料」が使われるのは、雨・紫外線・熱に晒される環境が外壁よりも厳しいためです。しかし、ここで重要なのは現代の弱溶剤塗料は、安全基準を満たした“低臭・低VOC”製品が主流という点です。
■ 屋根に弱溶剤が必要な理由
- 水性では密着しにくい素材が多い
- 紫外線量が外壁の3倍
- 高温化に強い塗膜が必要
- 屋根は人の生活空間から最も離れており、臭気影響が小さい
■ 「弱溶剤=シンナー臭」のイメージは古い
現代の弱溶剤塗料は、
- 臭気軽減処方
- 有害成分カット
- VOC濃度規制の強化
により、身体への影響は非常に小さくなっています。
◆ 第5章|身体に安心な塗料を選ぶ具体的基準
【基準①】外壁は水性塗料一択
- 臭気が弱い
- VOCが少ない
- 環境負荷が低い
- アレルギー症状を起こしにくい
安全性という視点では圧倒的に有利。
【基準②】屋根は「弱溶剤の低臭タイプ」
- 外壁ほど室内に影響しない
- 紫外線の影響が大きいため強い塗膜が必要
- 最新製品は低臭化が進んでいる
【基準③】F☆☆☆☆基準の確認
放散量が最も少なく、身体への刺激が少ない部類の塗料であることを意味します。
【基準④】防カビ・防藻性能
これは健康面に直結します。
外壁がカビる → カビ胞子が空気中に広がる → 室内に侵入
となるため、塗料の防カビ性能は安全性の重要項目です。
【基準⑤】メーカーの安全性データを必ず確認
外壁塗料はメーカーにより成分の細かな違いがあります。
◆ 第6章|アレルギー・化学物質過敏症の方への配慮
◎ 推奨される対策
- 水性塗料の中でも低臭グレードを選ぶ
- 屋根塗装の日は外出する
- 家の構造に合わせ、臭いが入りにくい部屋へ移動
- 塗料のサンプル嗅覚チェック
- 換気・密閉の事前計画
これらを組み合わせることで、ほとんどの場合、安全に施工が可能です。
◆ 第7章|安全 × 耐久 × コスパに優れた具体的塗料
重複をなくし、必要な部分のみを構成。
■ 外壁(身体に安心 × 高耐久)
- 日本ペイント:パーフェクトトップ(水性)
- SK化研:水性セラミシリコン
- アステック:リファインシリーズ(水性)
- 関西ペイント:アレスダイナミックTOP(水性)
すべて水性であり、VOC・臭気が少ない“身体に優しい塗料”です。
■ 外壁(最上位無機・長寿命)
- アステック:超低汚染リファインMF
- 日本ペイント:パーフェクトセラミックトップ
安全性と耐久性の両立。
■ 屋根(弱溶剤 × 低臭 × 高耐久)
- アステック:スーパーシャネツサーモ
- 日本ペイント:サーモアイシリーズ
- 関西ペイント:アレスクール
屋根は弱溶剤でも臭気が軽減された“低臭タイプ”を選ぶのが最適です。
◆ 第8章|身体に安心な塗装がもたらす生活のメリット
① 部屋の空気が汚れにくい
VOCが少ないため、施工中も後もクリーンな状態。
② 子どもが快適
呼吸器系が発達途中の子どもには“安全塗装”が最適。
③ ペットのストレス軽減
嗅覚が敏感なペットでも影響が少ない。
④ 近隣への迷惑防止
臭いトラブルを避けられる。
⑤ 工事中のストレスが少ない
「臭いで気分が悪くなる」
「換気できない」
といった不快感が大幅に減る。
◆ 第9章|まとめ
- 外壁は水性塗料が身体に最も安心
- 屋根は弱溶剤の低臭タイプが最適
- VOC・ホルムアルデヒドが少ない塗料を選ぶ
- 防カビ性能も安全性に直結
- 施工中の配慮でさらに安心が高まる
身体に安心な塗装とは、「安全な塗料 × 適切な施工 × 丁寧な配慮」の3つが揃って初めて成立します。
ご家族・お子様・ペット・ご近所すべてに優しい塗装を実現するために、正しい知識を持って塗料を選ぶことが大切です。
後悔のないリフォームを実現するためには、以下のポイントを押さえて業者を選ぶことが重要です。
- 中間マージンのかからない、職人直営の自社施工会社を選ぶ。
- 地域に根ざし、その土地の気候や特性を熟知している会社を選ぶ。
- 建物の状態を正確に診断し、最適なプランを提案できる専門知識を持った会社を選ぶ。
福岡で外装リフォームをご検討の際は、ぜひ私たちトラストホームにご相談ください。
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