助成金や火災保険を賢く活用して外壁塗装を行う方法

助成金や火災保険を賢く活用して外壁塗装を行う方法
目 次

    外壁塗装は住宅メンテナンスの中でも費用負担が大きい工事です。そのため多くの方が「できるだけ安く、賢く外壁塗装をしたい」と考えています。

    実は、外壁塗装は 助成金(補助金)火災保険 を活用することで、費用の負担を大幅に軽減できるケースがあります。

    ただし、制度を正しく理解しておかなければ、
    ・申請が通らない
    ・本来もらえるはずの補助金を逃す
    ・保険が適用されない
    というトラブルにもつながります。

    このコラムでは、外壁塗装をより賢く行うために、助成金と火災保険の正しい活用方法を分かりやすくご紹介します。

    目次

    1章 外壁塗装で使える助成金(補助金)とは?

    外壁塗装に利用できる助成金は、主に自治体ごとに内容が異なる制度です。工事費の一部が補助され、数万円〜数十万円の支援が受けられるケースもあります。

    ●外壁塗装でよく利用される助成金の種類

    ① 省エネリフォーム補助金

    遮熱塗料や断熱塗料を使用した外壁・屋根塗装に対して補助が出る制度。

    ② 住宅改修補助金

    住宅の長寿命化・安全性向上を目的とした補助金。外壁や屋根の修繕が対象になる自治体も多い。

    ③ 三世代同居・子育て世帯向け補助金

    子育て世帯の住宅改修を支援する制度。外壁・屋根のメンテナンスも対象になることがある。

    ④ 地域活性化目的のリフォーム助成

    ・地元業者を利用する
    ・地域内で材料を調達する
    などの条件で補助金が出ることもある。

    ●助成金を使うとどれくらいお得?

    補助額は自治体によって異なりますが、例:工事費100万円 → 上限10万円~30万円補助というケースが多いです。

    ●助成金を利用する際の注意点

    助成金は魅力的ですが、次の点には注意が必要です。

    ✓申請前に工事契約をしてはいけない

    ほとんどの自治体は「工事前の申請」が必須。契約後の申請は不可です。

    ✓予算枠があるため早い者勝ち

    年度初めに募集し、枠が埋まり次第終了する自治体が多いです。

    ✓必要書類が多く手続きが複雑

    見積書・図面・工事写真など、専門知識が必要な書類が多い。

    ✓必ず自治体へ確認が必要

    「外壁塗装は対象外」の自治体もあります。

    2章 外壁塗装で火災保険を利用することはできる?

    結論:条件を満たせば可能です。

    火災保険と聞くと「火事の時の保険」と思いがちですが、実際には次のような自然災害にも広く適用されます。

    ●火災保険が適用されるケース

    外壁塗装で保険が使えるのは、「自然災害によって建物が損害を受けた場合」。


    ・台風で外壁の塗膜が剥がれた
    ・強風で雨樋が変形した
    ・雹で外壁が凹んだ
    ・大雪で破風板が破損した
    ・大雨で屋根や外壁が傷んだ

    上記の原因が認められれば、外壁塗装や付帯部修繕に保険金が支払われます。

    ●火災保険で認められないケース

    × 経年劣化
    × 美観向上が目的の塗装
    × もともと傷んでいた箇所

    火災保険はあくまで「災害による被害」が対象です。

    3章 火災保険の申請には何が必要?

    火災保険の申請には、以下の資料が必須です。

    ●現場調査報告書

    被害箇所の写真・状況をまとめた資料。専門業者が作成しないと通りにくいこともあります。

    ●見積書

    被害箇所の修繕に必要な工事費を算出した書類。

    ●事故日・原因の特定

    「いつ、どんな災害で被害を受けたか」が明確であること。

    ●保険会社の鑑定

    必要に応じて鑑定人が現地確認を行います。

    4章 助成金と火災保険を同時に使うことはできる?

    結論:併用できるケースもあるが、注意が必要

    ✔ 助成金は「工事費を補助する制度」

    ✔ 火災保険は「被害を補う制度」

    役割が違うため併用できることもありますが、自治体によっては「他制度との併用不可」としている場合もあります。

    ● 必ず事前に自治体または保険会社へ確認すること。

    5章 助成金や火災保険を活用した外壁塗装の進め方

    賢く外壁塗装を行うには、次のステップで進めるのが理想です。

    STEP1 現地調査・劣化診断

    外壁の劣化状況、被害状況を専門業者が確認します。

    STEP2 助成金の対象か確認

    地域によって条件が大きく異なるため、必ず自治体の最新情報を確認します。

    STEP3 火災保険が適用できるかを診断

    災害による損傷があるかを調査。保険申請用の写真と報告書を作成します。

    STEP4 必要書類を準備

    助成金 → 申請書、見積書、図面、写真 
    火災保険 → 報告書、見積書、事故状況書

    STEP5 申請(自治体・保険会社)

    期限・書類不備に注意。

    STEP6 承認後に工事開始

    ※助成金は「工事前申請」が原則
    ※火災保険は「被害発生後、早めの申請」が重要

    6章 助成金・火災保険を使うときの注意点

    ① 「どんな塗料でも対象」ではない

    遮熱塗料でないと補助が出ないケースなど条件が細かい。

    ② 工事業者選びは慎重に

    助成金の手続きに慣れていない業者だと、書類不備で不承認になることがある。

    ③ 火災保険の“悪質申請”に注意

    「申請すれば無料で外壁塗装できます」といった業者は危険。保険会社の調査で否認される可能性が高い。

    ④ 早期相談がもっとも重要

    助成金は募集期間が短い。保険申請は被害後早いほど通りやすい。

    7章 まとめ

    外壁塗装は決して安い買い物ではありません。しかし、助成金や火災保険を賢く活用することで、負担を最小限に抑えることができます。

    ● 助成金 → 条件を満たせば数万円~数十万円の補助
    ● 火災保険 → 自然災害による損害があれば修繕費が支給

    どちらも正しい知識が必要ですが、うまく活用すれば「費用を抑えて高品質な塗装」が可能になります。

    外壁塗装を検討している方は、まずは専門業者に相談し、今の外壁がどの制度を利用できるのかを確認することが重要です。

    後悔のないリフォームを実現するためには、以下のポイントを押さえて業者を選ぶことが重要です。

    • 中間マージンのかからない、職人直営の自社施工会社を選ぶ。
    • 地域に根ざし、その土地の気候や特性を熟知している会社を選ぶ。
    • 建物の状態を正確に診断し、最適なプランを提案できる専門知識を持った会社を選ぶ。

    福岡で塗装リフォームをご検討の際は、ぜひ私たちトラストホームにご相談ください。
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