福岡の屋根修理業者の正しい探し方|悪徳業者を避ける方法
2025.10.27更新
なぜ屋根業者の選び方は難しいのか?
屋根の修理やリフォームを考えたとき、多くの方がどうやって専門業者を探せばよいか悩まれます。
インターネットで検索すれば、たくさんの会社が見つかるでしょう。
しかし屋根工事業界には、一般の方には分かりにくい特有の事情が存在します。
その実情を知らないまま業者を選ぶと、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
この記事では、本当に信頼できる屋根修理業者の探し方と、後悔しないための選び方を徹底的に解説します。
- この記事の目的
- 信頼できるプロの業者を見極める方法を知る。
- 悪質な業者や割高な契約を避けるための知識を得る。
- あなたの大切な住まいを安心して任せられる業者を見つける。
1.知っておくべき大前提:屋根修理業者の実態
良い業者を選ぶためには、まず業界の現状を知ることが重要です。
ここでは、一般の方が驚くかもしれない2つの事実を解説します。
事実1:屋根修理業者は誰でも名乗れる
屋根修理を始めるために、必須となる特別な国家資格はありません。
これにより、技術や知識が乏しい業者も市場に参入できてしまいます。
これが、施工不良や法外な請求といったトラブルの一因となっています。
事実2:「本物のプロ」には明確な定義がある
本当に信頼できる専門業者には、共通する特徴があります。
特徴リスト
・日常的に屋根材を仕入れて扱っている。
・屋根材を保管するための自社の倉庫を持っている。
・自社に所属する職人が、現場の施工管理を行っている。
2.屋根工事の専門業者は3種類に分けられる
ひとくちに屋根工事と言っても、扱う屋根材や工法によって専門分野が異なります。
主に以下の3つの専門工事会社が、本来の屋根修理業者にあたります。
| 業者の種類 | 主な得意工事 | 見分け方のヒント |
| 建築板金工事会社 | ・金属屋根(ガルバリウム鋼板など)の工事 ・屋根カバー工法、葺き替え ・雨樋や棟板金の交換 | ・社名に「板金」「建板」などが入ることが多い ・金属屋根を保管する天井の高い倉庫がある |
| 瓦工事会社 | ・日本瓦、セメント瓦などの瓦屋根工事 ・瓦の葺き替え、葺き直し ・漆喰の補修 | ・社名に「瓦店」「瓦工業」などが入ることが多い ・敷地内に瓦が積んで保管されている |
| 防水工事会社 | ・陸屋根(平らな屋根)の防水層の形成・ベランダやバルコニーの防水工事 ・アスファルトシングル屋根の施工 | ・シート材や防水塗料などを保管している ・マンションやビルの工事実績が豊富 |
3.注意が必要な業者の特徴と比較
屋根工事を専門としていない会社が、リフォームの窓口となっているケースも非常に多いです。
仕組みを理解し、専門業者との違いを把握しておきましょう。
| 業者の種類 | 特徴 | 注意点 |
| 営業メインのリフォーム会社 | ・住宅全般の工事を幅広く請け負う・集客や営業活動が事業の中心 | ・実際の工事は下請け業者が行う ・中間マージンで費用が割高になる |
| 塗装会社 | ・外壁や屋根の「塗装」が専門 ・見た目を綺麗にするプロフェッショナル | ・屋根材の交換や修理は専門外 ・塗装と板金/瓦工事は全く別の技術 |
| ホームセンター/ハウスメーカー | ・知名度が高く、相談しやすい窓口 ・ブランドとしての安心感がある | ・工事は提携の下請け業者が行う ・ブランド料や紹介料で費用が高額に |
4.信頼できる屋根修理業者の具体的な探し方

では、どうすれば本物の専門業者を見つけられるのでしょうか。
効果的な探し方を3つのステップでご紹介します。
ステップ1:会社の拠点をGoogleマップで確認する

最も確実性が高い方法です。
Googleマップで会社の住所を検索し、「航空写真」や「ストリートビュー」に切り替えます。
チェックポイント
・屋根材を保管できる「倉庫」があるか?
・事務所やショールームだけのきれいな建物ではないか?
・アパートの一室やシェアオフィスではないか?
ステップ2:専門工事業者の組合サイトから探す

各専門業者は、地域の組合に所属していることが多いです。
「福岡県板金工業組合」などで検索し、加盟店一覧を確認します。
組合に所属していることは、その道のプロであることの一つの証明になります。
ステップ3:インターネット検索の落とし穴を理解する
ネット上には、消費者を惑わせるサイトも存在します。

注意すべきサイトの例
・紹介サイト
業者がサイト運営会社に手数料(工事費の10〜15%)を支払う仕組み。
その費用は、最終的に顧客の見積もりに上乗せされます。
・ランキングサイト
多くは広告。
広告料を支払った業者が上位に表示される仕組みであり、ランキングの客観的な根拠はありません。
| 外壁・屋根の状態、ご予算に応じた 適切な工事をご提案いたします。 福岡で外装についてお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。 フリーダイヤル:0120-52-1124 年中無休(9:00-19:00) ✉️ お問い合わせ・無料診断のお申し込みはこちら (24時間受付) |
5.最終的な業者選びで確認すべき5つのチェックリスト
候補の業者をいくつか絞り込んだら、以下の最終チェックを行いましょう。
①必ず2社以上から相見積もりを取る
適正な価格と工事内容を見極めるための「絶対条件」です。
1社だけの見積もりでは、提示された金額が高いのか安いのか、提案された工事内容が本当に必要なのか、客観的に判断することができません。
2社以上、できれば3社から見積もりを取り、それぞれの内容をじっくり比較検討しましょう。
その際、見積書の内訳にも注目してください。
「外壁塗装工事 一式 〇〇円」といった大雑把な記載ではなく、「足場代」「高圧洗浄」「下地処理」「使用する塗料名と塗装面積」「シーリング工事」など、項目ごとに単価と数量が細かく記載されているかを確認しましょう。
詳細な見積書は、その会社の誠実さと透明性を示すバロメーターです。
②建設業許可を保有しているか確認する
建設業許可は、国や都道府県が、一定以上の施工技術力と経営基盤を持つ会社に対して与える「公的な認可」です。
特に、請負金額が500万円以上(税込)の工事を行うためには、この許可が法律で義務付けられています。
許可を持っているということは、法令を遵守し、安定した経営を行っている証であり、信頼できる業者かどうかを判断する上での重要な指標となります。
会社のウェブサイト(会社概要ページなど)や見積書、名刺などに記載されている許可番号を確認しましょう。
③その地域で長く営業しているか
会社の設立からどれくらいの年月が経っているか(業歴)も、信頼性を測る一つの目安です。
地域に根ざして長く営業を続けているということは、それだけ地元のお客様からの信頼を得て、健全な経営を続けてきた証と言えます。
悪質な業者や技術力の低い業者は、評判が悪くなり、同じ地域で長く営業を続けることは困難です。
一つの目安として、「10年以上の業歴」があるかどうかを確認してみると良いでしょう。
④自社の職人が施工するかどうかを尋ねる
「今回の工事は、御社の社員(職人)さんが直接行ってくれるのですか?それとも、下請けの会社に依頼するのですか?」と、遠慮なく直接質問してみましょう。
「自社施工」の会社には、多くのメリットがあります。
まず、下請け業者を使わないため、中間マージンが発生せず、適正価格での工事が期待できます。
また、自社の職人が責任を持って施工するため、品質管理が行き届きやすく、万が一の不具合発生時にも責任の所在が明確です。
私たちトラストホームも、この自社施工にこだわり、品質と価格の両立を追求しています。
⑤担当者の人柄だけで判断しない
担当者が丁寧で、親身になって相談に乗ってくれることは、もちろん非常に大切な要素です。
お客様との信頼関係を築く上で、誠実なコミュニケーションは欠かせません。
しかし、忘れてはならないのは、「人柄の良さ」と「技術力の高さや価格の適正さ」は、必ずしもイコールではないということです。
どんなに感じの良い担当者でも、提案内容に専門的な裏付けがなかったり、見積もりが相場より極端に高かったりしては意味がありません。
提案内容や見積もりなど、客観的な事実に基づいて冷静に判断しましょう。

まとめ
信頼できる屋根修理業者を選ぶための最も重要なポイントを、改めてお伝えします。
- 選ぶべきは「倉庫を持ち、自社で施工管理を行う専門業者」
- 避けるべきは「中間マージンが発生する、営業がメインの会社」
このシンプルな原則を覚えておくだけで、業者選びで失敗するリスクを大幅に減らすことができます。
私たちトラストホームは、まさにそうした職人直営の専門工事会社です。
福岡の地域に根ざし、建物を知り尽くしたプロとして最適なご提案を行います。
自社の熟練職人が責任を持って施工するからこそ、最長10年の品質保証もお付けできます。
福岡で屋根のリフォームをご検討の際は、ぜひ一度トラストホームにご相談ください。