ベランダ・屋上のメンテナンスの重要性|雨漏り・劣化を防ぎ、大切なお住まいを長持ちさせるための方法とは

ベランダ・屋上のメンテナンスの重要性|雨漏り・劣化を防ぎ、大切なお住まいを長持ちさせるための方法とは
目 次

    ベランダや屋上は、“住まいの中で最も雨・紫外線・温度変化の影響を強く受ける場所”ということをご存じでしょうか?

    外壁や屋根と同じように、いや、それ以上に過酷な環境下にあるのがベランダ・屋上です。

    しかし実際には、

    「普段あまり気にしていない」
    「雨漏りするまで放置してしまう」
    「いつどんなメンテナンスをすべきか分からない」

    という方が非常に多く、雨漏りトラブルの原因の約3〜4割はベランダ・屋上が関係していると言われています。

    この記事を読むだけで、“なぜベランダ・屋上のメンテナンスが必要なのか”が理解できるように解説致します。

    目次

    1章|ベランダ・屋上はなぜ劣化する?

    住まいの中で最も過酷な環境にある場所

    ベランダや屋上が特に傷みやすい理由は、次の3つの要因が重なるためです。

    ■ 理由①:雨水が溜まりやすい構造になっている

    屋根と違い、ベランダ・屋上は平らな部分が多く、どうしても雨水が流れにくく溜まりやすい構造です。

    さらに、

    ・排水口(ドレン)が詰まりやすい
    ・ゴミや落ち葉が溜まりやすい
    ・勾配(傾き)が少ない住宅が多い

    といった理由で、水はけが悪くなりがちです。

    ■ 理由②:紫外線と熱によるダメージが大きい

    ベランダ・屋上は日差しを直接受けるため、

    ・夏は表面温度が60〜70℃
    ・冬は0℃以下

    と、1年を通して大きな温度変化にさらされます。そのため、

    ● 防水層のひび割れ
    ● 塗膜の剥がれ
    ● 表面の硬化・収縮

    が起こりやすくなります。

    ■ 理由③:人が歩く場所だから傷がつきやすい

    外壁と違って、ベランダは生活空間です。

    ・人が歩く
    ・物を置く
    ・植木鉢や家具が擦れる
    ・子どもの玩具
    ・洗濯物干しの移動

    など、「日常の動作」で傷がつきやすい場所でもあります。ベランダ・屋上は“屋根+生活スペース”という意味で、他の場所より劣化スピードが早いのです。

    2章|ベランダ・屋上を放置するとどうなる?

    住まい全体の寿命に関わる重大トラブルへ

    メンテナンスを怠ると、以下のような問題が起こりやすくなります。

    ■ トラブル①:雨漏り

    最も深刻なトラブルがこれです。

    ベランダ・屋上の雨漏りは、天井からではなく「壁の中に広がる雨漏り」が非常に多く、気づいたときには、

    ・躯体の腐食
    ・断熱材の湿気
    ・部屋のカビ
    ・電気配線の腐食

    など、大規模な修繕が必要になることも珍しくありません。外壁からの雨漏りより深刻化しやすいのが特徴です。

    ■ トラブル②:下地(構造材)が腐る

    防水層が破れて水が侵入すると、

    ● 合板
    ● 根太
    ● 大引き
    ● 断熱材

    などが湿気を吸い、カビや腐朽菌を発生させます。建物の強度が落ちるため、地震時にも影響を与えることがあります。

    ■ トラブル③:室内側のカビ・湿気が増える

    ベランダが原因の雨漏りは、室内に水が出ないまま壁の中で進行するケースが多く、

    ・クローゼットの湿気
    ・押し入れのカビ
    ・布団や衣類の匂い
    ・床の軋み

    といったトラブルにつながります。

    ■ トラブル④:修繕費が高額になる

    防水の劣化を初期の段階で止めれば、

    ・トップコートの塗り替え(軽補修)
    ・防水層の再施工(通常工事)

    で済みますが、放置して下地が痛んでしまうと、

    ・下地の張替え
    ・躯体補修
    ・大規模防水工事

    となり、費用は数倍に跳ね上がります。

    ■ トラブル⑤:資産価値の低下

    雨漏りは住宅の査定に大きく響くため、

    ・売却価格が下がる
    ・修繕必須として扱われる

    など、資産価値の面でも大きな損失となります。ベランダ・屋上のメンテナンスは「やらなければ損をする部分」なのです。

    3章|必ず知っておきたい!ベランダ・屋上の“劣化サイン”

    以下のような症状が出ていたら、メンテナンスが必要なサインです。

    ■ 劣化サイン① 表面の色あせ

    防水層の表面(トップコート)が紫外線で劣化している状態。

    ・ツヤがなくなる
    ・薄く白っぽくなる

    この段階なら軽補修で済むことが多く、最もコスパ良くメンテできます。

    ■ 劣化サイン② ひび割れ

    小さなひびでも放置すると、そこから水が侵入します。

    ・表面だけの浅いひび
    ・深く亀裂の入ったひび
    ・細かい密集したひび(クラック)

    特に「深いひび」は危険で、防水層が切れている可能性が高い状態です。

    ■ 劣化サイン③ 水たまり

    ベランダ・屋上は、通常は緩い勾配で水が流れる構造になっています。

    水が溜まるのは、

    ・防水層の劣化
    ・勾配不良
    ・排水口詰まり

    のいずれかが原因です。放置すると防水層の剥離につながります。

    ■ 劣化サイン④ 表面の膨れ・浮き

    膨れている箇所は、内部に水分や空気が入ったサイン。

    ・ゴムのようにブヨブヨする
    ・部分的に盛り上がっている

    これは早急な補修が必要です。

    ■ 劣化サイン⑤ 排水口周りの汚れ・詰まり

    雨水の逃げ場がなくなり、雨漏りのリスクが一気に高くなる部分です。

    ・落ち葉
    ・砂
    ・苔
    ・枯れ枝

    などが詰まっていないか定期的な点検が必要です。

    ■ 劣化サイン⑥ 手すり・笠木周りの劣化

    実は雨漏りの原因で多いのがここです。

    ・手すりのぐらつき
    ・コーキングの劣化
    ・笠木の浮き

    こうした部位の劣化は、気づきにくい雨漏りを引き起こします。

    ■ 劣化サイン⑦ 内側のサイディングやクロスの変色

    ベランダ起因の雨漏りで特に多いのが、

    ・ベランダ直下の天井
    ・ベランダ横の壁紙
    ・押し入れ内部の湿気

    などの異常。

    室内側の異変は、外側の劣化が進んでいるサインです。

    4章|ベランダ・屋上のメンテナンス方法

    状態に合わせて最適な施工方法を提案します

    一般的に、ベランダ・屋上のメンテナンスは以下の3つの工法に分類されます。

    ■ ① トップコート塗り替え(軽メンテナンス)

    耐久目安:3〜5年
    費用:安い
    対象:FRP防水・ウレタン防水などの表面保護

    表面の保護剤(トップコート)だけが傷んでいる状態で行います。

    ・ひび割れなし
    ・色あせのみ
    ・防水層は無事

    という状態に最適。

    ■ ② 防水層の再施工(標準メンテナンス)

    耐久:7〜12年(工法による)

    防水層そのものを新たに作り直します。工法には以下の種類があります。

    ◎ FRP防水

    ・ベランダに最も多い
    ・硬くて強度が高い
    ・表面がとても滑らか

    ◎ ウレタン防水

    ・液体状の防水材で塗り広げる
    ・複雑な形状にも対応
    ・屋上にも使われる

    ◎ シート防水

    ・ゴムシートや塩ビシートで覆う工法
    ・広い屋上でよく採用
    ・耐久性が高い

    ■ ③ 下地補修+防水(重度劣化)

    防水層だけでなく、構造材(下地)が痛んでいる場合に行う工法です。

    ・合板の張り替え
    ・根太補強
    ・笠木交換

    なども含むため費用は上がりますが、雨漏りが進行している場合は必要な工事です。

    5章|防水工事の費用相場

    ベランダ・屋上の防水工事は面積によって金額が変わりますが、一般的な価格帯は以下の通りです。

    ■ トップコート塗り替え

    1㎡あたり:2,000〜3,000円
    (例:10㎡ → 2〜3万円)

    ■ ウレタン防水(密着工法)

    1㎡:4,500〜7,000円
    (例:10㎡ → 5〜7万円)

    ■ ウレタン防水(通気緩衝工法)

    1㎡:5,000〜9,000円
    (例:20㎡の屋上 → 10〜18万円)

    ■ FRP防水

    1㎡:5,000〜10,000円

    ■ シート防水

    1㎡:5,500〜12,000円
    (屋上で多く採用)

    ※下地補修が入る場合は別途費用がかかります。

    6章|ベランダ・屋上の正しいメンテナンス周期

    一般的には次のサイクルを目安にします。

    ● FRP防水

    トップコート:3〜5年
    防水層本体:10〜12年

    ● ウレタン防水

    メンテナンス:7〜10年
    再施工:10〜12年

    ● シート防水

    部分補修:7〜10年
    再施工:15〜20年

    防水の種類によって耐久性が全く異なるため、どの防水が使われているかを把握しておくことが重要です。

    7章|今日からできる!ベランダ・屋上のセルフチェック方法

    以下はお客様自身でもできるチェック方法です。

    ■ 雨上がりに水が残っている
    ■ 表面が白っぽい・ザラザラ
    ■ 排水口にゴミが溜まっている
    ■ 表面にひびが入っている
    ■ 手すりがぐらつく
    ■ 壁紙が湿っぽい
    ■ ベランダ下の天井にシミがある

    ひとつでも当てはまる場合は要注意です。

    8章|トラストホームでの施工事例

    トラストホームで実際にベランダや屋上をご紹介いたします♪

    昭和建設 戸畑区

    株式会社S様のビルの屋上の様子です。
    みなさんのビルの屋上・・こんな風になっていませんか?

    【状態】

    防水層の保護層が劣化しており、目地部分の浮きやコンクリートのひび割れがありました。
    勾配(こうばい)が悪く、水たまりができたり、水はけが悪いせいでコケや藻などが発生していました。
    紫外線や雨などの影響で塗膜が剥がれ防水機能が低下しています。

    施工をするとこんなにキレイになります!

    昭和建設 戸畑区_210107_11

    いかがでしょうか?とってもキレイになっていますね★
    屋上がキレイになることで、屋上を利用する方やビルでお仕事される方が
    安心して利用することができるようになりました!(^^)!

    次は一軒家のベランダをご紹介いたします。

    ベランダ K様邸

    福岡県内に一戸建てをもつK様邸のご自宅のベランダです。

    【状態】

    K様邸のご自宅のベランダは、全体的に湿気が多く残る為、壁全体が緑色のコケや藻が発生しており、
    ベランダ床はカビなどの発生や、塗膜の剥がれが確認できました。

    施工をすれば安心なベランダへ

    施工完了 (9)

    素敵な仕上がりになりましたね★

    きちんとベランダや屋上などをメンテナンスすると、気持ちがよくなりますし
    安心して過ごすことができますね!(^^)!

    9章|よくあるQ&A


    Q1:ベランダは何年ごとに点検すべきですか?

    A:3〜5年ごとが理想です。
    外壁や屋根よりも劣化が早い部分です。


    Q2:雨漏りしていなくても防水工事は必要?

    A:必要です。
    雨漏りは“症状が出ていないだけ”で進行していることが多いです。


    Q3:自分で防水塗料を塗ってもいい?

    A:おすすめしません。
    正しく施工しないと水が逆に入り込み、悪化します。


    Q4:ベランダが狭くても防水工事できますか?

    A:問題ありません。
    むしろ狭いベランダほど劣化が早いことが多いです。


    Q5:マンションのベランダは勝手に工事してもいい?

    A:区分所有方式によります。要管理組合確認です。


    Q6:防水工事の工期はどれくらい?

    A:1〜4日程度が目安。工法によって異なります。


    10章|まとめ

    ベランダ・屋上は“放置すると最も危険な場所”。早めのメンテが住まいを守る

    ベランダ・屋上は、家の中で最も雨・紫外線・温度の影響を受ける場所。

    ● 色あせ
    ● ひび割れ
    ● 水たまり
    ● 排水不良

    などの初期症状を放置すると、大規模な雨漏りにつながる危険性があります。しかし、早めにメンテナンスすれば、

    ・費用を最小限に抑えられる
    ・家の寿命が延びる
    ・雨漏りリスクをゼロに近づけられる

    という大きなメリットがあります。ベランダ・屋上は“気づきにくい”場所だからこそ、定期点検と適切なメンテナンスがとても重要です。

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