防水工事の基礎知識|福岡の塗装専門トラストホーム

2021.11.11更新

防水工事の基礎知識|福岡の塗装専門トラストホーム
目 次

    こんにちは。福岡の塗装専門店トラストホームです。
    今回は、【防水工事の基礎知識】を紹介します!

    福岡で戸建てをお持ちの方やビル・施設をお持ちの方へ
    防水工事は建物の耐久性を高める為にも重要な工事なのでぜひチェックしてください!(^^)!

    防水工事とは

    防水工事とは、建物を紫外線・雨・水・雪などから守り長期的に保護する工事です。なかでも、屋上やベランダ・非常用階段などあらゆる場所で必要になります。防水工事には様々な種類の工法がありますが、一般的な塗装工事と防水性を高める防水工事は工法や使用する塗料が異なります。

    防水工事はなぜ必要?

    住宅を劣化させる大きな原因のひとつが「水」。
    特に木造住宅の場合は水の侵入により建物を支える梁や柱が腐食し、建物の耐久性が低下します。
    侵入し腐食が進むと、木材だけではなく断熱材や建物の機能性を高める素材までも腐食する場合も。

    コンクリート製の住宅も要注意!コンクリート製の住宅は雨に打たれるとセメント成分が流れだして次第に劣化していきます。劣化すると構造体である鉄骨が錆びてしまっあり、コンクリートが剥がれ落ちたり、カビが生えるなどの様々な影響を及ぼします。

    • この大敵といえる「水」の侵入を防ぐために【防水工事】は必要不可欠なのです。

    防水工事のタイミング

    防水材の一般的な耐久性のは10年~15年が多く、工法によっては20年以上の耐久性があります。
    防水工事のタイミングは10年~15年がベストです。ただ10年未満でも、ベランダや屋上などの防水層に亀裂や変色がある場合は、早めに防水工事を検討しましょう。

    防水工事の工法

    密着工法

    防水層となる塗料を下地に完全に密着させる工法です

    メリット

    デメリット

    ◆工期が早い
    ◆コストパフォーマンスが良い

    ◆下地が水分の影響を受けると防水層にひび割れや膨れが発生する

    絶縁工法

    防水層となる塗料を下地に浮かす(密着)させない工法です

    絶縁工法

    メリット

    デメリット

    ◆防水層が下地の影響をうけない
    ◆防水層が長期間長持ちする
    ◆トータルコストを抑えることができる

    ◆重歩行ができない

    防水工事の様々な種類

    ●ウレタン防水工法

    防水工事の中でも広く知られている工事のひとつです。軽量な防水背負うなので建物に不安を与えず、ウレタン塗膜が複雑な形状にも対応でき、防水面につなぎ目のないシームレスな防水層を形成することができます。定期的なトップコートを塗り替えすることで、紫外線などの劣化から長期間守ることができます。また撤去する廃材がでない為、廃棄処理や環境保全の観点からも優れている工法です。

    ●アスファルト防水工法

    アスファルト防水工法は合成繊維不織布にアスファルトを含ませてコーティングしたシート状のるルーフィングを重ねて貼り形成する工法です。積層することで、水密性に優れた防水層を構成することができます。

    ●塩ビシート防水工法

    塩ビシート防水工法は塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける工法です。狭い場所や複雑な形状にもシート同士を熱風で溶かし一体化させることができます。仕上がりが美しく、紫外線や熱に対して優れた耐久性をもっています。低コストで抑えられ、模様やカラーなどがプリントされたシートもあります。長期間、施工時の状態や鮮やかな色彩を保つことができます。

    ●ゴムシート防水工法

    ゴムシート防水工法は屋上防水工事によく使用されてる工法です。ゴムシートを接着剤を用いて下地に固定する工法で、コストを抑えることができます。シートそのものは安定した構造をもち、伸縮性も高く、耐候性に優れています。しかし厚みが薄いため、破損しやすいもの特徴です。

    ●FRP防水工法

    FRP防水工法は、ほかの樹脂防水工法に比べ圧倒的な耐酸性をもっています。強度が高く耐久性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使い、FRPの被覆防水層を形成します。その防水層は軽量かつ強靭で、耐水・耐食・耐候性に優れていることが特長です。防水層を劣化させる原因となる「酸性雨」や「紫外線」から建物を長期間保護してくれます。従来の塗膜防水に比べても硬化時間が早いので、短い工期で施工することが可能です。

    防水工事の施工のながれ

    一般的な防水工事の施工の流れをご紹介します。

    洗浄

    下地に付着しているホコリや藻・コケ・砂などの蓄積された汚れを高圧洗浄で落としていきます。

    下地処理

    劣化し古いコンクリートの表面は、凸凹になっていたりひび割れ(クラック)が発生していることがあります。ひび割れた部分などを剥がしたり、補修し傷んだ部分を撤去していきます。

    下塗り

    プライマーを下塗りしていきます。プライマーはシーリング材などの密着性を高める役割があり、プライマーを塗布しない場合、密着性が低下し短期間で剥がれてしまう場合があります。

    防水シート貼り

    防水シートを専用のテープなどを用いて結合します。

    防水塗布

    防水層を形成するために、まんべんなく平らに塗装することが大切です。

    トップコート

    トップコートを塗装すれば施工完了です。

    防水工事は建物を守る為に必要な工事です

    防水工事後は定期的にメンテナンスを行いましょう。トップコートは5年に1度を目安に塗り替えることで、耐久性を保つことができます。