外装リフォームをする際、どんな場合に費用が高くなるのか|屋根編
今回は「外装リフォームをする際、どんな場合に費用が高くなるのか」
その中でも【屋根編】として、なぜ屋根リフォームは条件によって費用差が出やすいのかを、できるだけ分かりやすく・詳しくお話しします。
これから屋根塗装や外装リフォームをご検討中の方が
「見積りを見て不安にならない」
「後から追加費用で驚かない」
ための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
■屋根リフォームは「条件次第」で費用が大きく変わる
外装リフォーム、とくに屋根工事は
- 建物の形
- 屋根の状態
- 勾配(傾き)
- 劣化や破損の有無
といった条件によって、同じ30坪の家でも費用が大きく変わる工事です。なぜなら屋根は
- 高所作業
- 安全対策が必須
- 下から状態が分かりにくい
という特徴があり、現地調査をしないと正確な判断ができない場所だからです。ここからは、「屋根リフォーム費用が高くなりやすい代表的なケース」を項目ごとに解説します。
■屋根編① 屋根の傾き(勾配)が急な場合
●屋根の勾配とは?
屋根の勾配とは、屋根の傾きの角度のことです。数字や寸法で表されることもありますが、簡単に言うと
- 傾きが緩やか → 作業しやすい
- 傾きが急 → 滑落リスクが高い
という違いがあります。
●なぜ勾配が急だと費用が上がるのか?
外装リフォームでは、職人の安全確保と施工品質を守るために必ず足場を仮設します。通常の足場は、建物の外周をぐるっと囲む形で組まれますが、急勾配の屋根ではそれだけでは不十分です。
理由は3つあります
- 屋根の上で滑落の危険がある
- 道具や塗料を安定して置けない
- 両手作業ができず施工品質が落ちる
そのため、急勾配屋根の場合は屋根の上にも専用の足場(屋根足場)を組む必要があります。
【通常勾配の屋根の場合】
- 外周足場のみ
- 作業効率が良い
- 足場費用は標準的

【急勾配の屋根の場合】
- 外周足場+屋根足場
- 安全対策の部材が増える
- 足場組立・解体の手間が増加
この屋根足場代が追加費用となり、結果的に外装リフォーム全体の費用が上がるケースが多いのです。

「安くするために屋根足場を省く」は危険
中には「屋根足場なしでもできますよ」と言う業者も存在します。しかしこれは
- 事故のリスクが高い
- 作業効率が悪く、仕上がりが不安定
- 工期が延びる
など、結果的にお客様の不利益につながる可能性があります。安全対策=品質対策と考えることが、屋根リフォームではとても重要です。
■屋根編② 破損・劣化が進行している場合
●屋根リフォームの種類
屋根の外装リフォームには、主に次のような工事があります。
- 屋根塗装
- 重ね葺き工事(カバー工法)
- 葺き替え工事
- 一部補修・交換工事
この中で最も費用が抑えられるのが「屋根塗装」です。しかし、塗装だけで済まないケースも多い
屋根塗装は屋根材が健全な状態であることが前提です。ところが、
- 長年メンテナンスをしていない
- 塗膜が完全に剥がれている
- 屋根材自体が劣化・欠損している
このような状態になると、塗装だけではメンテナンス不十分となります。
●劣化が進行すると必要になる工事
- 表面だけの塗装 → ✕
- 防水性が確保できない
- 雨漏りリスクが残る
その結果、
- 重ね葺き(カバー工法)
- 葺き替え工事
が必要になり、費用は一気に上がります。
【葺き替え工事が必要だった屋根例】

工事費用の目安イメージ
屋根塗装
↓
重ね葺き(カバー工法)
↓
葺き替え工事
費用もこの順番で高くなっていきます。
●屋根材別|塗装メンテナンス周期の目安
屋根材によって、必要なメンテナンス周期は異なります。
| 屋根材 | メンテナンス目安 |
|---|---|
| スレート瓦屋根 | 5~10年 |
| セメント瓦屋根 | 5~10年 |
| 金属屋根 | 5~10年 |
| 日本瓦屋根 | 原則不要 |
※環境や立地条件により前後します
定期的な塗装メンテナンスを行っていれば、高額な葺き替え工事を避けられるケースも多くあります。
■屋根編③ 棟板金の破損・劣化

●棟板金とは?
棟板金(むねばんきん)とは、屋根の頂点部分を覆っている金属部材です。
- 雨水の侵入防止
- 屋根材の固定
という重要な役割を担っています。
●棟板金も劣化します
多くの住宅では、耐久性の高いガルバリウム鋼板(ガリウム鋼板)が使用されていますが、
- 年数の経過
- 紫外線
- 雨風
によって、徐々に劣化し錆が発生します。
●軽度の場合
- ケレン作業(錆落とし)
- 防錆塗装
- 上塗り塗装
で対応可能です。
しかし、放置すると…
- 釘の浮き
- 板金のめくれ
- 強風での飛散
- 雨漏り
につながります。
●棟板金は風の影響を受けやすい
屋根の最上部にあるため、強風の影響を最も受けやすい部分です。
- 釘が浮く
- 固定力が低下
- 破損・脱落
この状態で交換が必要になると、外装リフォーム費用が上がる原因になります。
■屋根リフォーム費用を抑えるために大切なこと
最後に、費用を抑えるために重要なポイントをまとめます。
① 定期点検・定期メンテナンス
- 5~10年ごとの点検
- 小さな劣化のうちに対応
② 見た目だけで判断しない
- 色あせ=軽症とは限らない
- 下地の状態が重要
③ 「安さ」だけで業者を選ばない
- 安全対策
- 工事内容の説明
- 見積りの内訳
をしっかり確認しましょう。
■福岡で屋根・外装リフォームをご検討中の方へ
屋根は普段見えないからこそ、気づいた時には劣化が進んでいるというケースが非常に多い場所です。
トラストホームでは
- 現地調査
- 劣化状況の分かりやすい説明
- 必要な工事・不要な工事の明確化
を大切にしています。
「この見積り、妥当なのかな?」「塗装で本当に大丈夫?」そんな疑問があれば、お気軽にご相談ください。