サビの上から塗装するとどうなる?|使える塗料と正しい対処法を徹底解説
家の外壁や鉄部、金属部分に発生するサビ。
「見た目が悪いだけ」と思って放置していませんか?
実はサビは、見た目の問題だけでなく、建物の耐久性や安全性にも関わる重大な劣化症状です。特に鉄部のサビは進行すると内部まで腐食し、強度低下や雨漏りの原因につながることもあります。
最近では「サビの上から塗装すると大丈夫な塗料がある」と聞いて、手軽に補修したいとお考えの方も増えています。
では実際のところ、サビの上から塗装すると本当に問題ないのでしょうか?
この記事では、
・サビの上から塗装できる塗料の真実
・錆止め塗料の役割と種類
・失敗しないための注意点
・実際に使われているサビの上から塗れる塗料の紹介
を分かりやすく解説します。
■サビを放置するとどうなる?
鉄は水分と酸素に触れることで酸化し、サビが発生します。サビは一度発生すると、どんどん内部へ進行します。
外壁の鉄部や手すり、庇(ひさし)、鉄骨階段などでサビが進行すると、
・塗膜が浮く
・穴があく
・部材が薄くなる
・破損や落下の危険
といった問題が起こります。つまり、サビは早期対処が何より重要なのです。
■錆止め塗料とは?
錆止め塗料とは、金属の表面に塗膜を作り、水分や酸素の侵入を防ぐことでサビの発生や進行を抑える塗料です。
●錆止め塗料の役割
・酸素や水分を遮断
・腐食の進行を抑制
・上塗り塗料の密着性を向上
基本的には「サビが発生する前」に塗るのが最も効果的です。
●錆止め塗料の種類
①油性系錆止め
・密着力が高い
・防錆力が強い
・屋外向き
・臭いが強め
②水性系錆止め
・臭いが少ない
・扱いやすい
・屋内向き
・耐久性はやや劣る
③エポキシ樹脂系
・耐久性が非常に高い
・水や湿気に強い
・下塗り材として優秀
用途や環境によって適切な選択が必要です。
■サビの上から塗装するとどうなる?
ここが最も気になるポイントです。結論から言うと、
サビの上から塗装すると、条件によっては効果が出ない場合があります。
通常の錆止め塗料は、サビを除去してから塗ることが前提です。サビの上からそのまま塗装すると、
・内部の腐食が止まらない
・塗膜が浮く
・数年で再発する
といったリスクがあります。しかし、近年は技術が進歩し、サビの上から塗装すると効果を発揮する専用塗料も登場しています。
■実際にある「サビの上から塗れる塗料」
錆の上からそのまま塗れる塗料は、特殊な防錆成分が錆に浸透して進行を抑えるため、面倒な錆落とし(ケレン作業)の手間を大幅に省けるのが最大の特徴です。
主な種類には、1回塗りで「錆止め」と「仕上げ」が同時に完了するオールインワンタイプや、赤錆を安定した黒錆に変える「錆転換剤」などがあります。
●定番の錆の上から塗れる塗料
- アサヒペン 油性高耐久鉄部用
- 特徴: 特殊防錆剤により錆の上から直接塗れ、シリコンアクリル樹脂で耐候性にも優れています。
- 用途: 門扉、フェンス、シャッター、鉄骨など。
- ニッペホームプロダクツ 油性シリコンタフ
- 特徴: シリコン系高密度樹脂が水や酸素を遮断し、錆の進行を強力に抑制します。
- 用途: 塩害や酸性雨の影響を受けやすい屋外の鉄部。
- アサヒペン 強力サビドメスプレー
- 特徴: 錆の上から塗れる下塗り専用スプレーで、速乾性(夏期1時間、冬期2時間)があります。
- 用途: 細かい部分の補修や、その後の上塗り塗装を前提とした下地作り。
●塗料の種類と選び方
用途や仕上がりの希望に合わせて、以下のタイプから選ぶのが一般的です。
- オールインワンタイプ(上塗り兼用): 錆止めと仕上げ塗りが一度で済むため、作業時間を短縮したい場合に最適です。
- 錆転換剤タイプ: 腐食を進める「赤錆」を、腐食しない「黒錆」に変える特殊な液体です。その上から好みの塗料を塗ることで、より高い防錆効果を期待できます。
- トタン専用タイプ: 面積の広いトタン屋根や外壁向けに、伸びがよく高耐久な成分が配合されています。
●使用上の注意点
- 浮き錆の除去: 完全に錆を落とす必要はありませんが、ボロボロとはがれ落ちるような「浮き錆」がある場合は、ヘラやワイヤーブラシで取り除かないと、塗膜がすぐ剥がれる原因になります。
- 油分や汚れ: 塗装面の油分やホコリもしっかり拭き取っておくことで、塗料の密着力が向上します。
■サビの上から塗れる塗料の注意点
重要なのはここです。サビの上から塗装するといっても、
・ボロボロ剥がれる重度サビ
・穴あき
・腐食が深い部材
には効果が期待できません。必ず
- 浮いたサビの除去(ケレン作業)
- 表面清掃
- 適切な下塗り
が必要です。完全に何も処理せずに塗るのはおすすめできません。
●錆止め塗装の正しい手順
①ワイヤーブラシなどで浮きサビ除去
②清掃(油分除去)
③サビ対応下塗り塗布
④中塗り
⑤上塗り
仕上げ塗装を行うことで耐久性が大きく向上します。
上塗りには
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
などが使用されます。
■DIYと業者施工の違い
DIYでも軽度の鉄部補修は可能ですが、
・高所作業
・広範囲腐食
・構造部材
は専門業者への依頼が安全です。プロはサビの進行度を見極め、
・交換が必要か
・補修で対応可能か
・最適な塗料は何か
を判断します。
■外壁や屋根のサビは特に注意
・トタン屋根
・ガルバリウム鋼板
・鉄骨階段
・ベランダ手すり
これらは放置すると雨漏りや事故につながります。サビの上から塗装 すると一時的にきれいになりますが、根本原因を解決していないと再発します。定期点検が重要です。
■まとめ
サビの上から塗装 すると使える塗料は確かに存在します。
しかし、
・状態の見極め
・下地処理
・塗料選び
を間違えると失敗します。軽度サビであれば専用塗料で対応可能ですが、重度サビや外壁・屋根などの重要部位は専門業者に相談するのが安心です。
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