福岡で失敗しないための屋根修理の全知識|費用・時期・方法のすべて
「お住まいのメンテナンスで、屋根と外壁、どちらを優先すべきですか?」
これは、私たちがお客様からよくいただく質問の一つです。
もちろん両方大切ですが、もしどちらかを選ばなければならないとしたら、福岡の気候を知り尽くしたプロとして「屋根」が最優先だと断言します。
台風の通り道になりやすく、夏の強い日差しに晒される福岡において、屋根は建物を守る”最大の盾”。
屋根からの雨漏りは、外壁からのものより大規模な被害につながりやすく、建物の構造自体を傷めてしまう危険性があります。
しかし、普段目にすることが少ないため、ご自宅の屋根の状態や適切なメンテナンス時期を把握している方は多くありません。
このページでは、屋根修理で後悔しないために最低限知っておきたい「3つのポイント」を、専門用語を避けながら分かりやすく解説します。
- 【方法】どんな修理方法があるの?
- 【現状】うちの屋根材は何?
- 【未来】どの屋根材を選べばいいの?
ポイント1:屋根修理の目的と方法
まず、屋根のメンテナンスには大きく分けて2つの目的があります。
ご自身の状況に合わせてどちらを選ぶべきか考えましょう。
「部分修理」と「全面リフォーム」の違い
私たちは、この2つを明確に区別してご提案しています。
- 部分修理(応急処置)
台風で瓦が数枚ズレた、棟板金が浮いているなど、問題箇所だけをピンポイントで直す工事です。「最小限の費用で、今の問題を解決したい」方向け。 - 全面リフォーム(全体改修)
屋根全体を塗装したり、新しい屋根材を被せたり(カバー工法)、丸ごと交換したり(葺き替え)する工事です。「一度の工事で、この先15年、20年の長期的な安心を手に入れたい」方向け。
当然、費用は大きく異なり、部分修理は数万円から、全面リフォームは足場代を含め100万円以上になることも珍しくありません。
【一覧表】屋根修理・リフォームの費用相場
80㎡程度の一般的な戸建て住宅を想定した費用目安です。
部分修理・応急処置
| 工事内容 | トラストホームの費用目安 | 備考 |
| コーキング補修 | 2~5万円 | ひび割れなどを一時的に塞ぐ |
| 屋根材の差し替え・補修 | 4~20万円 | 瓦やスレートの割れ替え(数枚程度) |
| 棟板金の交換 | 4~15万円 | 台風被害が最も多い箇所の交換 |
| 瓦の漆喰詰め直し | 4~20万円 | 瓦屋根のメンテナンス |
| 雨どいの部分補修 | 2~8万円 | 破損箇所の交換や清掃 |
全面リフォーム(全体改修)
| 工事内容 | トラストホームの費用目安 | 備考 |
| 屋根塗装 | 30~60万円 | 足場代込み。美観と防水性の回復 |
| 屋根カバー工法 | 90~150万円 | 足場代込み。既存屋根の上に新しい屋根材を設置 |
| 屋根葺き替え | 100~180万円 | 足場代込み。既存屋根を撤去し一新 |
※上記はあくまで目安です。正確な金額は、建物の状態をプロが診断した上でご提示するお見積りをご確認ください。トラストホームは不要な中間マージンをカットした適正価格をお約束します。
代表的な工事内容の解説
【部分修理】棟板金の交換

スレートや金属屋根の頂上部にある金属の板が「棟板金」です。
釘で固定されているため、経年劣化や強風で浮いたり、剥がれたりするトラブルが非常に多い箇所です。内部の木材(貫板)が腐食していることが多く、板金だけでなく下地から交換することが重要です。
【全面リフォーム】屋根塗装

屋根材の表面を塗料でコーティングし、防水性や耐久性を回復させる工事です。
トラストホームでは、塗料の性能を100%引き出すため、バイオ洗浄剤を使った高圧洗浄でカビや苔まで根こそぎ落とし、下地処理を徹底します。
美観だけでなく、遮熱塗料を選べば夏の室温上昇を抑える効果も期待できます。
【全面リフォーム】屋根カバー工法

現在の屋根の上に、防水シート(ルーフィング)と新しい軽量な金属屋根などを重ねて葺く工法です。
古い屋根の解体・撤去費用がかからないため、コストと工期を抑えられるのが最大のメリット。アスベストを含む屋根のリフォームにも最適です。
【全面リフォーム】屋根葺き替え

現在の屋根をすべて撤去し、下地から新しく作り直す、最もリフォーム効果の高い工法です。
屋根の下地(野地板)の傷みが激しい場合や、重い瓦屋根から軽い金属屋根に替えて耐震性を向上させたい場合に最適です。
建物の寿命を大きく延ばすことができます。
💡トラストホームのプロ視点
| ・リフォームの本当の目的 カバー工法や葺き替えの最も重要な目的は、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)を新しくすることです。最終的に雨水の浸入を防いでいるのはこのシートで、寿命は約20~30年。屋根材が無事でも、このシートが劣化すれば雨漏りのリスクは高まります。見えない部分にこそこだわるのが、プロの仕事です。 |
【プロの重要知識】これだけは知っておきたい4つのポイント
1.屋根の専門職人とは
屋根工事の専門家は、主に「板金工(金属屋根)」と「瓦葺き工(瓦屋根)」です。
塗装限定の職人とは異なり、屋根の構造そのものを熟知しています。
私たちトラストホームは、これらの専門職人が在籍するプロ集団です。
2.屋根塗装の本当の目的
屋根塗装の主な目的は「美観の回復」と「屋根材表面の防水性保護」です。
屋根材自体の寿命を延命させる効果は限定的です。(※金属屋根の錆止め塗装を除く)
私たちは、塗装の限界も正直にお伝えした上で、最適なご提案をします。
3.最も重要な防水の砦「ルーフィング」
雨漏りを最終的に防いでいるのは、屋根材の下に敷かれた「ルーフィング」という防水シートです。このシートの寿命が、屋根全体の寿命と言っても過言ではありません。
築20年以上経過すると劣化が進むため、カバー工法や葺き替えでこのルーフィングを新しくすることが、リフォームの真の目的です。
4.すべてを支える土台「野地板(のじいた)」
ルーフィングの下にある、屋根の土台となる板が「野地板」です。
長年の雨漏りなどでこの野地板が腐食していると、どんなに高価な屋根材を使っても意味がありません。野地板の状態を見極め、部分修理で済むのか、葺き替えが必要なのかを正確に診断することが、私たちプロの最も重要な役割です。
| 外壁・屋根の状態、ご予算に応じた 適切な工事をご提案いたします。 福岡で外装についてお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。 フリーダイヤル:0120-52-1124 年中無休(9:00-19:00) ✉️ お問い合わせ・無料診断のお申し込みはこちら (24時間受付) |
ポイント2:あなたの屋根はどのタイプ?|4大屋根材の特徴とメンテナンス時期
最適な屋根修理・リフォームを行うためには、まずご自宅の屋根がどの種類の屋根材で葺かれているのかを正確に把握することが不可欠です。
ここでは、日本の戸建て住宅で使われている代表的な4種類の屋根材【スレート】【瓦】【金属屋根】【アスファルトシングル】について、それぞれの特徴とメンテナンス計画を詳しく解説します。
① スレート屋根(コロニアル)

セメントを主成分とする薄い板状の屋根材。
現在の日本の戸建て住宅で最も普及しています。
- 劣化サイン: 色褪せ、ひび割れ、コケの発生、表面の剥がれ
- 最適な工事: 築10年~で屋根塗装、築20年~でカバー工法または葺き替え
セメントを主成分とする、薄く平べったい板状の屋根材です。
「コロニアル」という商品名でも広く知られています。
軽量で施工しやすく、価格も安価なため、現在の日本の住宅で最も普及しています。
経年劣化により、ひび割れや欠け、コケの発生などが起こりやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
【スレート屋根の改修時期の目安】
ご自宅のスレートがどの年代のものかによって、メンテナンス方法と時期が大きく異なります。
| 屋根分類・名称 | 修理(築15年~) | リフォーム |
| 棟板金交換 | 屋根塗装 | |
| 旧スレート(アスベスト含有) ~1990年代半ば | 〇 | 15年に1回 |
| 旧スレート(ノンアスベスト初期製品) 1990年代半ば~2000年代半ば | 〇 | 不可 |
| パミール 1996~2008年 | 〇 | 不可 |
| コロニアルNEO 2001~2008年 | 〇 | 不可 |
| セキスイかわらU (ノンアスベスト) 1990~2007年 | × | 非推奨 |
| 新スレート(改良後の製品) 2008年~現在 | 〇 | 15年に1回 |
【トラストホームのプロ視点】
| スレート屋根で最も注意すべきは、1990年代半ばから2000年代後半に製造された、ノンアスベスト初期の製品です。これらの製品は耐久性に問題を抱えているケースが多く、塗装をしても数年で塗膜が剥がれたり、屋根材自体が層状に剥がれたり(層間剥離)してしまいます。 特に「パミール」「コロニアルNEO」といった製品がご自宅に使われている場合、塗装によるメンテナンスは効果が期待できません。早期のカバー工法、または葺き替えが唯一の解決策となります。私たち専門家が無料診断で屋根材を正確に見極め、無駄な工事にならないよう、最適なご提案をいたします。 |
②瓦屋根

日本の戸建て住宅で古くから親しまれてきた屋根材です。粘土を焼き固めた「陶器瓦」や、セメント製の「セメント瓦」など。耐久性が高いのが特徴です。
- 劣化サイン: 瓦のズレ・割れ、漆喰の崩れ、セメント瓦の色褪せ
- 最適な工事: 漆喰の詰め直し、瓦の差し替え、築30年~で耐震性向上のための軽量な屋根への葺き替え
- ポイント: 陶器瓦自体は半永久的にもちますが、重いため地震の際に建物への負担が大きくなります。近年の防災意識の高まりから、軽い金属屋根への葺き替えを選ぶ方が増えています。
【陶器瓦とセメント瓦の違い】
- 陶器瓦
瓦自体が非常に高耐久(50年以上)で、塗装の必要がありません。
しかし、重量があるため、地震の際には建物への負担が大きくなります。 - セメント瓦
陶器瓦より安価ですが、素材自体は塗装で着色されているため、10年~15年で色褪せが起こり、美観を損ないます。
【瓦屋根の改修時期の目安】
| 屋根分類・名称 | 修理 | リフォーム |
| 棟瓦補修 | 漆喰詰め替え | |
| 陶器瓦 | 築15年~ | 築15~25年 |
| セメント瓦 | 築15年~ | 築15~25年 |
【トラストホームのプロ視点】
| 瓦屋根のメンテナンスで、今最も重要な視点は「防災」です。多くの古い瓦屋根は、現在の建築基準法が定める耐震・耐風基準を満たしていません。特に福岡は地震や台風のリスクが高い地域です。 私たちは、入居者様の安全と資産防衛の観点から、非常に軽量な金属屋根への「葺き替え」を強く推奨しています。葺き替えを行うことで、お住まいの重心が低くなり、地震の際の揺れを大幅に軽減できます。これは、お住まいの寿命だけでなく、ご家族の命を守るための重要な投資です。 |
③金属屋根(ガルバリウム鋼板など)

軽量で耐久性が高く、サビにくいのが特徴。新築だけでなくリフォームでも人気No.1の屋根材です。
- 劣化サイン: 色褪せ、サビの発生、塗膜の膨れ、傷
- 最適な工事: 築10~15年で屋根塗装、築25年~でカバー工法または葺き替え
- ポイント: 非常に優れた屋根材ですが、施工品質が低いと雨漏りやサビの原因に。職人の技術力が仕上がりを大きく左右するため、信頼できる自社施工の業者を選ぶことが不可欠です。
現在、新築・リフォームを問わず、スレートや瓦を抜いてNo.1のシェアを誇る屋根材です。
軽量で耐久性が高く、デザインも豊富なのが特徴です。
【トタンとガルバリウム鋼板の違い】
- トタン(瓦棒葺き):2000年頃までの主流だった亜鉛メッキ鋼板。非常に錆びやすく、定期的な塗装メンテナンスが不可欠です。
- ガルバリウム鋼板:現在の主流。トタンに比べて格段に錆びにくく、高い耐久性を持ちます。
【金属屋根の改修時期の目安】
| 屋根分類・名称 | 修理 | リフォーム |
| 棟板金交換 | 屋根塗装 | |
| トタン屋根 ~2000年頃 | 築15年~ | 10年に1回 |
| ガルバリウム鋼板 2000年代~ | 築15年~ | 15年に1回 |
【トラストホームのプロ視点】
| もしご自宅の屋根が「トタン」であれば、サビが広がり穴が開く前に、ガルバリウム鋼板や、さらに高耐久なSGL(エスジーエル)鋼板への葺き替えを強くおすすめします。 ガルバリウム鋼板の場合は、表面塗膜の保護と美観維持のために、15年前後での塗装メンテナンスが効果的です。特に夏の暑さが厳しい福岡では、太陽光を反射する「遮熱塗料」での塗装が、室内の温度上昇を抑え、光熱費削減にも繋がるため人気です。 |
④アスファルトシングル

ガラス繊維にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けたシート状の屋根材。柔軟性が高く、複雑な形状の屋根にも対応できます。
- 劣化サイン: 表面の石粒の剥がれ、シートの硬化や浮き、剥がれ
- 最適な工事: 部分的な接着補修、築20年~でカバー工法または葺き替え(塗装は推奨されません)
ガラス繊維のシートにアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けた屋根材です。
安価で施工しやすく、デザイン性も高いのが特徴です。
【アスファルトシングルの改修時期の目安】
| 屋根分類・名称 | 修理 | リフォーム |
| 棟板金交換 | 部分補修 | |
| アスファルトシングル | 築15年~ | 必要時 |
【トラストホームのプロ視点】
| アスファルトシングルの弱点は、強風による「剥がれ」です。台風の多い福岡では特に注意が必要です。また、表面の石粒が剥がれてくると、防水性能が低下するサインです。この屋根材は塗装によるメンテナンスができないため、全体的な劣化が見られ始めたら、上から新しい屋根材を被せる「カバー工法」が最も有効なリフォーム方法となります。 |
ポイント3:将来のための屋根リフォーム|プロが推奨する最適な屋根材
これまでの情報でご自宅の屋根の状態を把握した上で、いよいよ「未来のために、どの屋根材にリフォームすべきか?」という結論に進みます。
私たちは、目先の価格だけでなく、この先20年、30年と続く「長期的な安心と快適性」を最も重視し、以下の高機能な屋根材をおすすめしています。
【現在の最有力選択肢】断熱材一体型金属屋根
現在の屋根リフォームにおいて、費用、耐久性、機能性のあらゆる面で最もバランスが取れ、総合的に最もおすすめできるのが、断熱材と一体になった金属屋根です。
・SGL(エスジーエル)鋼板

出典:アイジー工業「[商品情報]スーパーガルテクト」
ガルバリウム鋼板のめっきにマグネシウムを加え、耐久性を3倍以上に高めた次世代の金属屋根材です。
特にサビへの強さが格段に向上しており、潮風の影響を受けやすい福岡の沿岸地域にお住まいの方には、絶対的におすすめします。
断熱材も標準で付いており、夏の暑さを和らげる効果も絶大です。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | SGL鋼板+断熱材 |
| 期待耐用年数 | 30年以上 |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | △(やや高価) |
| メンテナンスコスト | ◎(ほぼ不要) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | ◎(非常に軽い) |
| 断熱性 | ◎(断熱材一体型で高い) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | モダン・シンプル(縦張り・横張り) |
| 施工難易度 | 高い(専門技術が必要) |
| 代表製品 | スーパーガルテクト(アイジー工業) |
・ガルバリウム鋼板

20年以上の豊富な実績を持つ、信頼性の高い金属屋根材です。
SGL鋼板に比べて価格がやや抑えめでありながら、高い耐久性と断熱性を誇ります。
コストパフォーマンスを重視する方に最適です。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | ガルバリウム鋼板+断熱材 |
| 期待耐用年数 | 30年以上 |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | 〇(標準的) |
| メンテナンスコスト | ◎(ほぼ不要) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | ◎(非常に軽い) |
| 断熱性 | ◎(断熱材一体型で高い) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | モダン・シンプル(縦張り・横張り) |
| 施工難易度 | 高い(専門技術が必要) |
| 代表製品:横暖ルーフαS(ニチハ) |
【デザイン性で選ぶ】その他の高機能な選択肢
・石粒付き鋼板

鋼板の表面に天然石の粒をコーティングした、デザイン性に優れた屋根材です。
洋風の華やかな外観を演出できます。
輸入品が主で、製品によって品質に差があるため、施工実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | ガルバリウム鋼板+天然石粒 |
| 期待耐用年数 | 30年以上 |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | △(やや高価) |
| メンテナンスコスト | △(部分補修が難しい場合がある) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | ◎(非常に軽い) |
| 断熱性 | △(標準的) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | 洋風・南欧風・多彩 |
| 施工難易度 | 標準 |
| 代表製品:セネター(DECRA) |
スレート屋根(おすすめはROOGA(ルーガ)【新素材による機能美】)

出典:ケイミュー「ルーガ 鉄平」
一見すると重厚な瓦ですが、実はセメントと樹脂を混ぜた「割れにくく、軽い」新素材の屋根材です。「瓦の高級感は欲しいけれど、地震が心配…」というお客様のニーズに応える、美しさと機能性を両立した選択肢です。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | 樹脂混入繊維補強軽量セメント |
| 期待耐用年数 | 30年以上 |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | ×(高価) |
| メンテナンスコスト | ◎(ほぼ不要) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | 〇(瓦よりはるかに軽い) |
| 断熱性 | 〇(優れる) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | 和洋瓦調・重厚感 |
| 施工難易度 | 高い(専門技術が必要) |
| 代表製品 | ROOGAシリーズ(ケイミュー) |
陶器瓦【軽量防災瓦|伝統と安全性の両立】

「やはり本物の瓦が良い」という方のために、伝統的な瓦の風合いはそのままに、軽量化と防災性能を高めた瓦です。
一枚一枚がしっかりと固定されるため、台風や地震でズレたり飛散したりするリスクを大幅に軽減します。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | 陶器 |
| 期待耐用年数 | 50年以上 |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | ×(高価) |
| メンテナンスコスト | ◎(塗装不要) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | △(金属屋根よりは重い) |
| 断熱性 | 〇(優れる) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | 和瓦・洋瓦 |
| 施工難易度 | 高い(専門技術が必要) |
縦葺きガルバリウム鋼板(立平葺き)【シンプルデザインとコスト重視】

屋根の頂上から軒先に向かって、縦方向に長い一枚板の金属屋根材を葺いていく工法です。
芯木を使わない「立平(たてひら)」が現在の主流で、凹凸の少ないミニマルでシャープな外観が、近年の新築住宅で人気を高めています。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | ガルバリウム鋼板 |
| 期待耐用年数 | 30年以上 |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | ◎(金属屋根の中で比較的安価) |
| メンテナンスコスト | 〇(優れる) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | ◎(非常に軽い) |
| 断熱性 | ×(断熱材なしが基本) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | シンプル・モダン(縦ライン) |
| 防水性 | ◎(継ぎ目が少なく、雨仕舞いが良い) |
| 施工性 | 〇(施工が比較的容易で、工期が短い) |
折板屋根(せっぱんやね)【工場・倉庫など大型建築物の定番】

体育館や工場、倉庫などでよく見られる、断面がギザギザの金属屋根です。長尺での施工が可能で、雨漏りのリスクが少ない構造です。 大規模な建物の屋根改修に適しており、カバー工法で施工すれば、工場の稼働を止めることなくリフォームが可能です。
鋼板を山型(富士山型)に折り曲げて強度を高めた金属屋根で、主に工場・倉庫・店舗といった大型建築物で採用されています。
広い面積を少ない部材で効率的に覆うことができ、改修工事では既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる「カバー工法」で施工されるのが一般的です。
| 項目 | 詳細 |
| 【基本性能】 | |
| 主な素材 | ガルバリウム鋼板、ステンレス |
| 期待耐用年数 | 30年~40年(ガルバリウム鋼板の場合) |
| 【価格帯】 | |
| 初期費用 | 〇(規模により変動するが、費用対効果は高い) |
| メンテナンスコスト | 〇(優れる) |
| 【建物への影響】 | |
| 重量・耐震性 | ◎(非常に軽量) |
| 断熱性 | ×(断熱材なしが基本。追加工事で性能向上) |
| 【デザイン・その他】 | |
| 主なデザイン | 機能的・インダストリアル(山型) |
| 防水性 | ◎(排水性に優れ、雨漏りに強い) |
| 施工難易度 | 高い(専門の重機・技術が必要) |
まとめ
福岡で後悔しない屋根リフォーム、成功の鍵は「信頼できる専門家選び」にあり
ここまで、屋根修理・リフォームの種類から費用、そして最適な屋根材まで、詳しく解説してきました。様々な情報がありましたが、後悔しないために、お客様が最後に覚えておくべき最も重要なことは、たった一つです。
それは、「信頼できる、本物の専門工事会社に依頼すること」です。
後悔しないパートナー選び、3つの条件
お客様の大切なお住まいを任せるパートナーは、どのような会社であるべきでしょうか。
私たちは、以下の3つの条件を満たすことが不可欠だと考えています。
・【総合的な知見】を持つ会社であること
塗装だけ、あるいは特定の屋根材だけを扱う会社では、その会社が得意な工事に偏った提案になりがちです。
塗装、カバー工法、葺き替えなど、あらゆる選択肢に精通し、それぞれのメリット・デメリットを正直に説明した上で、お客様の家にとって本当に最適な解決策を公平な視点で提案できる。
それが本物のプロフェッショナルです。
・【職人直営の施工体制】であること
下請け業者に工事を丸投げする会社では、品質の管理が難しく、中間マージンによる費用の割高化も避けられません。
自社で腕の良い職人を抱え、責任を持って施工管理を行う会社こそ、高品質な工事を適正価格で実現できます。
・【地域への深い理解】があること
福岡の厳しい気候(夏の紫外線、台風、潮風など)を熟知し、その環境に最適な材料や工法を提案できること。
そして、工事が終わった後も、何かあればすぐに駆けつけてくれる「住まいの主治医」として、末永くお付き合いができること。

トラストホームのお約束
私たちトラストホームは、まさにこの3つの条件を全て満たす、福岡の地域密着型・外装リフォーム専門会社です。
私たちの原点は高品質な塗装工事にありますが、それに留まらず、金属屋根によるカバー工法や葺き替え工事においても、豊富な実績と専門知識を蓄積してまいりました。
私たちの目的は、特定の工事を販売することではありません。お客様の家の状態を正確に診断し、塗装が最適なのか、カバー工法が最適なのか、あらゆる選択肢の中から、プロとして最善の「処方箋」をご提案することです。
お住まいの屋根は、ご家族の暮らしを守る大切な資産です。
そのメンテナンスを、どうぞ私たち専門家にお任せください。まずはお気軽に、無料の屋根診断からご相談ください。